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2023年08月1日ブログ
「夏といえば甲子園」という方も多いのではないでしょうか? 全国から3000 校を超える高校が参加し、その中のたった1校だけが優勝を手にすることができる夏の高校野球! 地方予選や本戦に足を運んでみたり、家のテレビでビール片手に応援したりと、思い思いの楽しみ方が待っています。
第1回大会(当時は全国中等学校優勝野球大会)が行われたのは1915年。大阪府の豊中グラウンドにて、10 校が参加して開催されました。5 日間の熱戦の末、京都府立第二中学 現・鳥羽高校 が優勝しています。
甲子園球場で行われるようになったのは、1924年の第10 回大会から。その後、回を重ねて今年は第105回大会となります。
1918年は米騒動、19411941~1945年は太平洋戦争、2020年はコロナ禍など、開催できなかった時期をはさみながらも、歴史を紡いできました。その長い歴史の中にはちょっと変わった試合もたくさんありますので、いくつかご紹介しましょう。
【122 対0 】…1998 年の青森県大会で深浦高が東奥義塾高に大敗を喫した試合のスコアです。当時はコールド規定が7 回だったため、初回で39 点を入れられながらも、ひたむきにプレーする選手の姿は感動を呼び、後に神奈川県の道徳の教材にも採用されました。
【無安打勝利】…1953 年には慶應義塾高vs 北海高 北海道 の試合で、無安打勝利という珍しい試合がありました。慶應義塾が5回、6 回に相手のエラーで出塁したのち、スクイズで計2 点を獲得。相手も安打1 本と攻めきれず、慶應義塾の無安打勝利になりました。
【幻のホームラン】…1985 年の西東京大会。南野高の選手が先制2 ランホームランを打ったのですが、公式戦初本塁打に大喜びし、3塁を回る際にコーチと手と手を叩き合ったことが「高校生として見苦しい」とされ、ホームランは三塁打に格下げされてしまいました。
【同名校対決】…100 年を超える夏の甲子園で三重県と長崎県の試合はわずか2回。なんとその2回ともが同名の海星高同士の対決でした。もちろん兄弟校ではありません。1回目(1972年)は長崎の勝利。2回目(1989年)は三重がリベンジしました!
さて、今年はどんなドラマが生まれるのでしょうか? 日程は8月6日(日) 〜22日(火)です。楽しみですね!