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2013年09月1日ブログ

敬老の日

9月の第3日曜日は『敬老の日』です。「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日とされています。
2003年にハッピーマンデー制度が実施される以前は9月15日でしたね。これは、1947年に兵庫県多可郡野間谷村(現多可町八千代区)の村長が提唱した「としよりの日」が始まりだそうです。「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう」と、農閑期で気候も良い9月15日に村内の55歳以上の人たちを集めて敬老会を開きました。55歳が老人とされたことに驚きを感じますが、当時の日本人の平均寿命は男性50歳、女性54歳でしたので無理もありません。
この行事が1950年からは兵庫県全体で行われるようになり、やがて全国に広がります。しかしながら「としより」という表現が問題視されて、1964年に「老人の日」と改められ、さらに1966年から国民の祝日『敬老の日』となりました。
9月15日となった由来については、他にも「聖徳太子説」(四天王寺に悲田院を建立した日)や「養老の滝説」(元正天皇が養老の滝に御幸された日)などの説があるようですが、どちらも定かではありません。
なお、ハッピーマンデー制度の導入が決定された際、『敬老の日』を9月15日から変更するにあたって、高齢者団体からの反発がかなりありました。そこで、2001年の老人福祉法の改正により、元の敬老の日である9月15日を「老人の日」とし、以降の一週間を「老人週間」と定めたのですが、ご存知でしたか?
さて、今年の『敬老の日』は16日。日頃ご無沙汰している祖父母や両親に感謝を伝えると同時に、今後の超高齢社会について真剣に考えるきっかけにもしたいものです。

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