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2017年11月1日IT・パソコン豆知識
Windows 10の4度目の大型アップデート『Fall Creators Update』の配信が先月17日に公開され、順次適用されています。
今回のバージョンでは、何がどのように変わったのでしょうか?
主な改善点は下記の通りです。
◆OneDriveの「Files On-Demand」
タブレットなど容量の少ないデバイス向けに、OneDriveのファイルをローカルに保存せず、クラウドに置いたファイルを必要な時だけダウンロードする機能。ローカルにはアイコンだけが表示されます。
◆Windows Defenderの「フォルダーコントロール」
ランサムウェア対策で、ファイルやフォルダが勝手に変更されないようにする機能。
◆Edgeの機能追加
PDFファイルへの手書き入力やページの回転、見開き表示、テキストの音声読み上げなど
PDFビューワー機能の強化。頻繁に閲覧するWebページをタスクバーへピン留めする機能など。
◆フォトアプリの「Story Remix」
複数の写真を選ぶだけで自動的にビデオを作成する機能。
◆「My People」
頻繁に連絡する人の連絡先をタスクバーにピン留めする機能。
◆スマートフォンとの連携機能
設定項目に「電話」が追加され、スマホで閲覧したWebページをパソコンで自動で開くなどが可能に。
◆MR(Mixed Realty=複合現実)技術への対応
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)が利用可能に。パソコン上でMRを体験できる「Mixed Realty Viewer」アプリの搭載など。
◆その他
Cortanaの検索機能強化。読みやすい新フォント「UDデジタル教科書体」の追加。パスワードリセット など。
以上が主な内容になります。全体に細かな機能強化が中心となっています。
また、このアップデートに伴って、以前から搭載されているアプリで非推奨となるものもあります。
「ペイント」アプリもその一つで、代わって推奨されるのは後継の「ペイント3D」になります。今後は「ペイント」はストアアプリとして提供されます。
なお、次回の大型アップデートは来年の春の予定です。
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