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2017年02月1日IT・パソコン豆知識
以前よりウィルスメール(添付ファイルなどに悪質なウィルスが含まれているメール)やフィッシング詐欺メール(金融機関や有名企業などを装って偽のホームページに誘導して個人情報を盗み取ろうとするメール)が猛威を振るっていますが、今年に入ってからも非常に多くが確認され、警視庁犯罪抑止対策本部もTwitterで実際のウィルスメールの件名を載せて注意を呼び掛けています。
いずれも添付されたZIPファイルに文書や画像ファイルを偽装したウィルスが格納されているということです。これらの添付ファイルを開いてマルウェアに感染してしまうと、金融機関関連情報が盗まれてインターネットバンキングの不正送金などの犯罪の被害に遭う危険があります。
また、MicrosoftやLINEをかたる偽のメールも出回っています。Microsoftの偽メールの件名は「ご注意!OFFICEのプロダクトキーが不正コピーされています」で、Microsoft Office製品のプロダクトキーが盗み取られた可能性があるとして本人確認を求める内容です。
LINEをかたる偽メールの件名は「LINE Corporation」または「LINE」です。こちらも、LINEアカウントに異常ログインされたという内容で、いずれも本文中に記載されたURLをクリックすると偽のホームページに誘導され、そこで個人情報の入力を求められます。
では、私たちはどのように対処すればいいのでしょうか?
まず“銀行などの企業が、メールでID・パスワードやクレジットカード番号等の個人情報の入力が必要な手続きに誘導することはない”ということを忘れないで下さい。もしそのようなメールを受け取ったら、メール中のURLは絶対にクリックしないで、すぐに削除しましょう。その他のメールでも、メールの送信者や本文の内容をチェックして、少しでも不審な点があればURLをクリックしてはいけません。さらに、知らない送信者からのメールの添付ファイルは開かないようにして下さい。また、OSやセキュリティソフトは常に最新の状態にUpdateしておいて下さい。
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