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2025年06月1日ブログ
6月12日は『恋人の日(ラバーズデー)』です。
日本ではまだあまり知られていませんが、実はとてもロマンチックな記念日で、起源はブラジルのサンパウロ地方にあります。
縁結びの神様として知られる「聖アントニオ」の命日が6月13日であることから、その前日が「恋人の日」とされ、恋人たちが愛を確かめ合う日として親しまれています。
ブラジルではこの日に、恋人同士や夫婦が、お互いの写真をフォトフレームに入れて贈り合うという素敵な習慣があります。
この文化にヒントを得て、日本では1988年に「全国額縁組合連合会」がこの記念日を導入しました。
「なぜ額縁組合が?」と不思議に思う方もおられるかもしれませんが、背景にはバレンタインデーと似た経緯があります。バレンタインデーも、もともとはチョコレート会社が販促を目的に広めた文化。同じようにフォトフレームの魅力を伝えるための戦略として「恋人の日」が制定されたのです。
日本では「写真を贈る」文化が根付いているとは言えませんが、フォトフレームには思い出を形に残す力があります。手軽だけれど、心がこもった贈り物。恋人同士はもちろん、家族や友人との記念にもぴったりです。
ちなみに、6月前後は「恋愛」や「結婚」に関する記念日が集中しています。
例えば、6月の第1日曜日は「プロポーズの日」ですし、「ジューンブライド」は、6月に結婚すると幸せになれるというヨーロッパの伝承がもとになっており、日本でも1970年代頃から定着しました。
また、7月6日はイギリスから始まった「国際キスの日」で、5月23日は日本独自の「キスの日」です。これは日本で初めてキスシーンが登場した映画『はたちの青春』が公開された日に由来しています。
まだ日本では浸透していない「恋人の日」だからこそ、ちょっと特別なことをしてみるのも素敵かもしれません。
たとえば、今年の6月12日には、二人の思い出の写真を選び、額縁に入れて飾ってみてはいかがでしょうか?
静かだけれど温かな時間が流れる記念日になるかもしれませんね。