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2020年07月1日ブログ

御年なんと101歳! 7月7日はみんな大好き『カルピス』の誕生日

7月7日は七夕…だけではなく、実はあの『カルピス』の誕生日でもあります。
1919年の7月7日に生まれたカルピスは、なんと今年で101歳!
1世紀にも及ぶその歴史の始まりは、一人の青年の体験からでした。
カルピスの創業者である三島海雲は、1878年に大阪のお寺の長男として生まれました。一度は英語教師の道へ進みますが、24歳の時に青雲の志に燃えて中国大陸に渡り、「日華洋行」を設立して大陸で雑貨商を営むようになります。
そんな中、仕事で訪れていた内蒙古で体調を崩して瀕死の状態になった彼に、現地の遊牧民が乳を乳酸菌で発酵させた「酸乳」という飲み物を飲ませ続けたところ、見事に快復したのでした。この酸乳こそがカルピスのルーツとなったのです。
1911年に辛亥革命が起こり、翌年清朝が滅亡すると中国大陸の状況が激変してしまったため、海雲は1915年にやむなく日本に戻ります。帰国後は内蒙古での経験から、まだ豊かではなかった日本に美味しくて健康的な酸乳の素晴らしさを伝えたいと考え、試行錯誤を繰り返した末、ついに1919年にカルピスの発売にこぎつけたのです。
「カルピス」という名前は、「カル」は“カルシウム”、「ピス」は醍醐味という意味のサンスクリット語“サルピルマンダ”からとって付けられました。本来なら「カルピル」となるところですが、それでは歯切れが悪いというので「カルピス」になったのだとか。
以来101年。懐かしい「初恋の味」というキャッチコピーは1922年から使われ始めました。大正の時代には刺激的過ぎるものでしたので当初海雲は反対したのですが、あえてカルピスの甘酸っぱい味を「初恋の味」と表現したことで大成功を収めたのです。
また、時の流れとともにパッケージも変わってきました。同じく1922年から続いているお馴染みの水玉模様は、発売日が七夕であることにちなんで天の川の銀河の群星をイメージしているそうですよ☆

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