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2020年02月1日ブログ

2月11日は『建国記念の日』!!「建国記念日」ではない理由とは?

2月11日は『建国記念の日』です。この日がなぜ、「建国記念日」ではなく「建国記念の日」なのかご存じでしょうか? 今回はこの違いについて、ちょっとおさらいしてみましょう。
「建国記念の日」は、1966(昭和41)年に“建国をしのび、国を愛する心を養う日”として制定された祝日です。
2 月11 日というのは、初代天皇とされる神武天皇が大和の橿原の宮で即位した日と言われる旧暦の紀元前660年1月1日にあたり、明治に入ってこれを新暦に換算した日付です。
しかしながら、神武天皇は古事記では137歳、日本書紀では127歳まで生存したと記されているように、神話の要素が強く、そもそも神武天皇が本当に実在していたのかさえ、わかっていません。
“建国された日付が明確でない”ため、「建国記念日」ではなく「建国記念の日」となったのです。
もともと、1872(明治5)年から1948(昭和23)年まで2月11日は「紀元節」という祭日でした。「建国記念の日」と同じ理由でこの日に制定されたのですが、第二次世界大戦後に“天皇の神格化に繋がる”という理由で、日本へ占領政策を行った GHQ によって廃止されました。
その後、日本が独立を回復した1952(昭和27)年から「紀元節」を復活させようという動きが始まりましたが、反対意見も多く、「建国記念日」制定に関する法案は提出と廃案を繰り返します。
紆余曲折を経て1963(昭和 38)年、名称に「建国記念の日」と“の”を入れることで“建国されたということそのものを記念する日”であると解釈できるようにし、ようやく1966(昭和41)年の制定に至ったのです。
「建国記念の日」には、自分の国の成り立ちを振り返り、そしてこれからの日本について考える一日にするのも良いですね。

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