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2017年12月1日ブログ
あっという間に今年も師走を迎え、もうすぐお正月。また親戚の子どもや部下などへお年玉を用意しなくては…と考えている方が多いのではないでしょうか?古くから続く日本の習慣であるお年玉。知っているとちょっと嬉しい、お年玉にまつわるあれこれを紐解いてみましょう。
☆小銭じゃないの?お年玉の「たま」の意味とは…
お年玉の語源についてアンケートを取ってみると、玉=硬貨なのでは?いう意見が多く聞かれます。丸いお金は太古の昔から使われてきたものですし、お年玉の中身はお金が主ですから、そう思ってしまうのは当然かもしれません。
しかし、実のところは、玉=硬貨をはじめとしたお金、ではないんです。由来には諸説ありますが、一つはお年玉が年の初めに賜るもの、というところから、「年」と「賜る」のたまで「としだま」と呼ばれるようになった、という説。
その他にも、以前はお金ではなく丸い餅を配っていたため、年の初めに貰う餅玉=年玉になったという説もあります。
この餅玉には年神様の魂が込められているとも言われ、「魂」のたまである、という説もありますよ。
いずれにしても、小銭や硬貨とは関係ないことが分かりますね。お正月にお年玉を渡す際、玉の正体について語って
みませんか?久々に会った親戚との会話が、盛り上がること間違いなしです。
☆種類豊富!お年玉を入れる袋の名前は?
お年玉を入れる袋は、ポチ袋と呼んだり、祝儀袋と呼んだりします。昔ながらの小さいサイズのものから、最近では
お札を折らずに入れることができる大判のものまで種類が豊富ですよね。
このお年玉袋、ポチ袋という名称が一般的だと言われていますが、その語源は“これっぽち”、から来ているそうです。そもそもは祝儀袋と呼ばれていたそうですが、小さいサイズの袋は少額の金銭を入れることが多いため、ポチ袋という名前が浸透していきました。
ちなみに、袋へお金を入れる方法にもマナーがあります。小さいポチ袋にお札を入れる場合は、人の顔がある部分が内になるように左右を閉じた三つ折り、硬貨の場合には絵柄のある表側がのし側へ来るように入れましょう。もちろん新札もしくは新しい硬貨が良いですね。