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2015年06月1日ブログ

梅雨の晴れ間の虹の架け橋。なんだか幸せな気分になり、思わず見とれてしまいますね。
虹は、太陽光が大気中の水滴内で2回の屈折と1回の反射をすることによって生じる現象です。雨上がりの空だけでなく、晴れた日に太陽を背に水撒きをした時や、滝や噴水の周囲に虹がかかることもあります。

日本では虹といえば7色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)ですが、実は虹=7色というのは世界共通ではありません。
同じ虹を見ても、文化の違いからその感じ方は国や地域によって3色~6色とまちまちで、例えばイギリスでは5色、アメリカやドイツでは6色だと言われます。単純に明・暗で分けられているところさえあるそうです。

最初に虹が7色だと言ったのは万有引力の法則などで有名な科学者アイザック・ニュートンでした。ニュートンは太陽光を虹色に分けることができ、さらに虹色になっている光をまた白色光に戻せるということを発見しました。そして、イギリスでの虹の基本色(赤黄緑青紫)に橙と藍を加えて7色としたのです。これが日本に伝わって明治以降の日本の学校教育を通して定着し、現在に至っています。

たまに虹が二重になって見えることがあります。色がはっきりと見える普通の虹を主虹(しゅこう)と言います。主虹は外側が赤で内側に向かって紫へと変化しています。主虹の外側にできるもう1本の虹は副虹(ふくこう)と呼ばれ、主虹に比べてやや色が薄く、ぼんやりしています。副虹は屈折と反射を2回ずつ起こすことによってできます。主虹より反射が1回多いためにぼやけてしまうのです。色の配置は、主虹とは逆に外側が紫、内側が赤になっています。

また、夜に月の光によって生じる虹(月虹=げっこう)というものもあります。太陽光による虹と原理は同じですが、月の光は弱いので、とてもたくさんの条件をクリアしなければならないため、日本では殆ど見られません。一度見てみたいものですね!

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