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2015年11月1日ブログ

サツマイモ

「栗(九里)より(四里)うまい十三里」…サツマイモがおいしい季節になりましたね。
サツマイモの原産地は中米ですが、日本には中国を経由して伝わってきました。最初は1604年に琉球に伝わったとされています。その後種子島に伝わり、1700年代初めに薩摩藩が栽培を始めるようになりました。九州地方では中国から伝わってきた芋と言う事で“唐芋”と呼ばれていました。
1732年、「享保の大飢饉」が西日本を襲うと、干ばつに強くてやせた土地でも作り易いサツマイモが注目を集めます。江戸町奉行・大岡忠相が、サツマイモを救荒作物にと研究していた儒学者・青木昆陽(1698~1769)を徳川吉宗に推挙し、昆陽によって全国にその栽培が広められたのです。
サツマイモには、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど人が生きていくために必要な栄養成分がバランスよく含まれており、「準完全栄養食品」と言われるほどで、NASAも注目しているのだとか。特にビタミンCは柑橘類並みに多く含まれ、しかもデンプンに守られているため加熱しても壊れにくいそうです。生のサツマイモを切ると、断面に白い液体が滲み出してきますが、これはヤラピンという成分で、腸の蠕動運動を促進する作用があります。食物繊維(セルロース)も豊富に含まれているため、ヤラピンとの相乗効果で便秘に効果を発揮します。
また、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウムや抗酸化作用のあるビタミンEも多く、他にも黄色みを帯びた品種にはβ-カロテンが、紫芋などにはアントシアニンが含まれています。
さて、サツマイモと言えば「焼き芋」♪ 
家庭で美味しく作るには、オーブンでじっくり焼くのが一般的ですが、時間がかかるのが玉にキズ。急ぐ時は、新聞紙でサツマイモを包み、電子レンジで普通の加熱を2分した後、「解凍」で12~15分くらい加熱する方法がおすすめ。途中で一度上下を返すといいですね。また、サツマイモをよく洗って100~150ccの水と一緒に炊飯器に入れ、お米を炊く時と同様に炊くのも手間なしで簡単です。
この秋、是非サツマイモで美容と健康を!!

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