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2017年08月12日IT・パソコン豆知識
Microsoft社が「最後のWindows」と位置づける「Windows10」。
今後、Windows11が登場することはなく、「Windows as a Service
(WaaS)」という考え方の下において、修正プログラムや追加機能(機能性更新プログラム)が提供され、Windows10自身が進化をし続けていくという形式をとっています。ユーザーは、自動更新によって常に最新の状態を維持できるわけです。
2015年7月29日に最初のバージョン(1507)が公開された後、これまでに3回の大型アップデートがありました(下表)。今後は、年2回(3月と9月)のペースで定期的に実施される予定です。
外部的には単一の「Windows10」となっていますが、内部的にはそのバージョン毎にサポート期間が細かく区切られています。
ここで注意しないといけないのは、それぞれのバージョンのサポートが約18ヶ月で終了するということです。 新しい「機能性更新プログラム」が公開されると、そのバージョンは4ヶ月のパイロット期間の後、12ヶ月程度の「展開/使用」期間、60日間の「猶予期間」を経て、サポートを終了します。既に、最初のバージョン(1507)のサポートは終了しています。 サポートが終了すると修正プログラムが提供されなくなるのでセキュリティー上の問題が生じてきますが、通常のユーザーは常に最新のバージョンを使用することになるので特に気にすることはありません。しかし機器のスペックや使用しているソフトの関係など、何らかの事情により新しいバージョンにアップデートできずにいるユーザーは、Windows10のサポートポリシーについて知っておくことが重要です。
バージョン | 公開日 | サポート終了日 |
1507:最初のバージョン | 2015/7/29 | 2017/5月 |
1511:November Update | 2015/11/12 | 2017/10月 |
1607:Anniversary Update | 2016/8/2 | 2018/3月 |
1703:Creators Update | 2017/4/12 | 2018/9月 |
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