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2012年01月5日ブログ

七草がゆ

五節句のひとつ「人日(じんじつ)の節句」(1月7日)の朝に“セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ”の春の七草が入った『七草がゆ』を食べると、健康になり、厄を払うと言い伝えられています。「人日」とは、その名の通り「人の日」という意味で、古代中国では元日を鶏、2日を狗(犬)、3日を猪(豚)、4日を羊、5日を牛、6日を馬、そして7日は人の日としており、唐の時代には7日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、立身出世を願っていました。これが日本に伝わって、年の初めに若菜を摘んで自然界から新しい生命力を頂く「若草摘み」という日本古来の風習と結びつき、平安時代には宮廷の儀式として『七草がゆ』を食べるようになりました。江戸時代になると一般にも定着します。
『七草がゆ』は消化吸収がよく、お正月のご馳走で疲れた胃腸を休めて、野菜不足になりがちな冬場に栄養補給をするという、医食同源の健康食でもあります。寒い時期から芽を出す七草には強い生命力があり、それぞれに次のような効能があるそうです。☆セリ…消化を助け黄疸をなくす、☆ナズナ…視力・五臓に効果、☆ゴギョウ…吐き気・痰・解熱に効果、☆ハコベラ…歯ぐき・排尿に良い、☆ホトケノザ…歯痛に効く、☆スズナ(カブ)…消化促進・しもやけ・そばかすに効果、☆スズシロ(ダイコン)…胃健・咳き止め・神経痛に効く、などなど。低カロリーのダイエット食でもあり、正月太りの解消にも効きそうですね。

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