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2012年05月1日ブログ

金環日食

金環日食

今月21日の朝、日本の太平洋側の広い地域で『金環日食』が見られます。
日食とは、太陽・月・地球がほぼ一直線上に並んだ時、地球から見て月が太陽の一部または全部を隠してしまう現象です。月の軌道は楕円形なので地球から見た月の見た目の大きさは一定ではありません。月が大きくて太陽を全部隠す時を『皆既日食』と呼び、月が小さく見える時期なら月の影から光が漏れるので『金環日食』と呼びます。

日本国内でこの金環日食が見られるのは25年ぶり、三重県内全域で金環日食が見られるのは実に280年ぶりという、非常に貴重な天体ショーなのです。

日食は、見る場所によって欠け方や時刻が異なりますが、ここ川越町での時刻と方角は次の通りです。
要目     時刻    高度  方角
日食開始  06:17:41  17°  77°
金環開始  07:29:15  31°  86°
日食最大  07:31:09  32°  86°
金環終了  07:33:02  32°  87°
日食終了  08:56:38  49°  100°

川越町では、金環日食が始まる頃は太陽の右側が最も細くなっており、最大食の頃には右下側が最も細い、ややいびつな太陽リングとなります。
金環日食の始まりと終わりには、月の表面の凸凹から光がとぎれとぎれに漏れてビーズのように見える“ベイリービーズ”も見られるとのことです。

しかしながら、日食と言えども太陽の光は非常に強力なので、正しい方法で観察しないと最悪の場合失明の危険もあります。
観察の際には、
1 絶対に太陽の生の光を目に入れない
2 太陽観測専用のフィルターを選ぶ・正しく使う
3 どんなに安全な方法でも連続して長時間見ない
という点を絶対に守って下さい。

また、当日はパナソニックが富士山頂から金環日食の様子をインターネット上で生中継するプロジェクトも実施される予定で、現在はプロジェクトの進捗状況が配信されています
http://panasonic.net/eclipselive/ )。
富士山周辺は金環日食が綺麗に見える“中心食帯”という地域の中にあるため、特に空気の澄んだ富士山頂からはより美しい金環日食を見ることが可能とのことです。こちらも楽しみですね!

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