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2013年05月1日ブログ

五月病

ゴールデンウィークが終わると、あちらこちらで聞こえてくるのが『五月病』。
もともとは大学の新入生が、新しい環境にうまく適応できなかったり、期待感とのギャップからくるストレスにより、ゴールデンウィーク明け頃から無気力な状態になることを言いましたが、これは学生に限ったことではなく、新しい環境に入った人なら誰でもなりうる症状です。新社会人の場合は、新人研修が終わって実務に入り始める6月頃にこの症状が出ることが多いため、「新五月病」又は「六月病」とも言われています。最近では低年齢化が進み、子どもにまで広がっているということです。
症状としては、疲れやすい・朝起きられない・食欲がわかない・めまいがする・頭痛/腹痛/便秘・眠れない・動悸…といった身体症状のほか、焦燥感がある・イライラする・やる気が出ない・不安感がある・なんとなく落ち込んでいる・何をするのも面倒で億劫・思考力/判断力が持てない・興味/関心がわかない…等の精神症状があります。
それでは「五月病かな?」と思ったら、どうすればいいのでしょう? 何はともあれ、一番大事なのはストレスを一人でため込まないこと。身近な人とお喋りして愚痴を吐き出したり、学校や仕事と関係のない楽しみを見つけるなどして、気分転換しましょう。ゴールデンウィークで崩れてしまった生活のリズムを直し、規則正しい生活を送ることも大切です。
また、憂うつな気分は“セロトニン”という脳内物質が不足しているために起こることがあります。朝起きたらすぐにカーテンを開けて日光を部屋に入れると、セロトニンの分泌が促されるそうです。セロトニンの生成を高めるためには食生活も重要で、バナナ・乳製品・卵黄・ナッツ類・大豆製品・赤味の魚にはセロトニンの原料となるトリプトファンが多く含まれています。
さらに、エネルギー代謝を活性化させるビタミンB群をしっかりと摂ることで疲労を回復しましょう。ビタミンB群は、魚・肉・牛乳・豆などに多く含まれます。
そして、症状があるうちは頑張りすぎないことも必要です。「やる気が出ない自分」と「やる気を出そうとする自分」との差が大きいほど、症状は悪化します。たいていの人はいつの間にか治ってしまうものですが、あまり長引く場合には、うつ病の可能性もありますので、無理をしないで心療内科か精神科を受診しましょう。

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