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2017年02月1日ブログ

「恵方巻き」の経済効果

元々は江戸末期の大阪商人から始まった風習と言われる『恵方巻き』。

以前は節分と言えば「豆まき」がメインのイベントでしたが、今や「その年の恵方に向かって黙々と巻き寿司を丸ごと1本食べる」というちょっとユーモラスなこの行事が節分のもう1つのビッグイベントになっていますね。

「恵方巻き」を最初に商業ベースに乗せようとしたのは、大阪の海苔業界でした。1970年代に「節分の丸かぶり」として宣伝販売し、節分イベントとして道頓堀で実施した「海苔祭り」の「巻き寿司早食い競争」がマスコミに取り上げられて、全国に伝えられました。

しかしながら、この頃の知名度はいまひとつ。1983(昭和58)年にファミリーマートが大阪府と兵庫県で販売を始めるなど、じわじわと広がってきたところ、1989(平成元)年にセブンイレブンが「恵方巻き」とネーミングして売り出したのが、現在のように誰もが知るようになったきっかけだそうです。しかもこの名付け親は、広島のセブンイレブンの個人オーナーとのことですから、ちょっと驚きですね。そして1998(平成10)年、セブンイレブンは他のコンビニに先駆けて全国販売を開始します。その後の盛り上がりぶりはご存知の通りです。

ところで、この恵方巻きの経済効果、一体いくらぐらいなのかご存知でしょうか?
2006年1月26日の佐賀新聞朝刊に掲載された「ミツカン」による恵方巻きの経済効果の試算では、2006(平成18)年の時点で既に恵方巻きの経済効果は140億円以上だったそうです。さらに、記念日文化研究所によれば、一昨年の市場規模はなんと推計540億円! バレンタインデーが推計1250億円とのことなので、その半分近くにもなるわけです。
さて2017年の恵方は「北北西」です。今年も無病息災を願って、「恵方巻き」を味わって下さいね!

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