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2025年12月1日ブログ

近くにデパートはありますか? 12月20日は『デパート開業の日』

三越百貨店

12月20日は「デパート開業の日」です。この記念日は、1904(明治37)年12月20日に、東京・日本橋の三井呉服店が「三越呉服店」と改称し、日本で初めてデパート形式の営業に踏み出したことに由来します。

当時、顧客や取引先に向けて発送された挨拶状の中で、「米国に行わるるデパートメントストアの一部を実現すべく」といった新しい方針が示され、後にこれが「デパートメントストア宣言」と呼ばれるようになりました。実際の営業開始日は12月21日でしたが、この宣言が送付された20日が「開業の日」とされています。

「デパートメントストア宣言」は、海外で広まっていた“一つの店舗で様々な商品が揃う営業形態”を目指す宣言でした。
当時の日本では、魚は魚屋、服は服屋という専門店で買い物をするのが一般的で、呉服店も畳に座って品物を見せる「座売り」が主流でした。
こうした状況の中で、三越が欧米式の陳列販売を取り入れ、幅広い商品を扱う営業形態へ転換したことは大きな革新でした。

「百貨店」という呼び名は“百(多くの)貨(商品)を扱う店”を意味し、「デパート」は「デパートメントストア」を略した和製英語です。

当時の三越呉服店は二階建ての古風な商家でしたが、のちに建物は大きく発展していきます。
デパート形式の誕生は、日本では1904年ですが、世界では1852年のパリ「ボン・マルシェ百貨店」が始まりとされています。日本は約半世紀遅れてのスタートでした。

さて、私たちの生活を便利にしてきたデパートですが、不況やオンラインショップ、コロナ禍などの影響で全国の店舗数は減少しています。
かつては家族でおしゃれをして出かける憧れの場所でしたが、現在はショッピングモールやアウトレットの需要が高まり、デパートに行ったことがないという若い世代もいます。
こうした状況の中で、デパートも新たな取り組みに挑戦しています。例えば、ライブ配信による商品紹介や、SNSを活用した若年層へのアプローチなどです。

インターネットで何でも買える時代だからこそ、特別な空間で買い物を楽しむデパートならではの体験には新たな価値が生まれています。
接客や設備など細部までこだわった“おもてなし”は、他では味わえないものです。しばらく足を運んでいない方も、久しぶりに訪れてみてはいかがでしょうか。デパートの魅力をあらためて感じられるはずです。

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