アーカイブ : 2013年 11月

文化の日

Download PDF

紅葉
11月3日は『文化の日』。もともとこの日は明治天皇の誕生日でしたので、1873(明治6)年~1911(明治44)年は「天長節(=天皇誕生日)」として、1927(昭和2)年~1947(昭和22)年は「明治節」として休日になっていました。(ちなみに、大正時代は明治天皇の忌日である7月30日が「先帝祭」として休日になっていました。)
1948(昭和23)年制定の祝日法の審議の過程において、衆参両院の文化委員会でこの日を1946年11月3日に公布された新憲法の関連での祝日にするべきか、もとの明治関連での祝日にするべきかで意見が分かれました。しかしGHQ側の意向もあって、新憲法については施行の日である5月3日を憲法記念日とすることになり、11月3日は「文化の日」とすることが決定されたということです。
当時の山本勇造参院文化委員長(=作家の山本有三)は、「11月3日は戦争放棄を盛り込んだ新憲法公布の日で忘れがたく、『自由と平和を愛し、文化をすすめる』、そういう『文化の日』ということに我々は決めた」と語り、その言葉はそのまま祝日法の条文と重なります。
この日皇居では文化勲章の授与式が行われます。今年は俳優の高倉健さんが文化勲章を受けることが決まったと、先日報道されていましたね。
文化勲章は、時の内閣総理大臣・廣田弘毅の発案によって1937(昭和12)年に制定され、当初は紀元節(2月11日)や天長節(4月29日)に授与式が行われていましたが、文化の日が定められた1948年以降は11月3日に授与されています。
また、統計的に晴れの日が多い特異日でもあるので、各地で催される文化にまつわる行事に参加したり、美術館や博物館に足を運ぶのもよいですね。