アーカイブ : 2012年 6月

東京スカイツリー

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東京スカイツリー

先月22日、ついに『東京スカイツリー』が開業しましたね。高さ世界一(634m)を誇る東京スカイツリーは、工事期間約3年半、総事業費約650億円を投じて建設された電波塔です。
第1展望台『天望デッキ』(約350m)と第2展望台『天望回廊』(約450m)を備えており、第2展望台からはお天気の良い日には関東一円を見渡せるそうです。曇りの日も、低い雲は地上300mくらいまで下りてくるため東京の真ん中で雲海が見られるということです。

デザイン監修をされた元東京藝術大学学長で彫刻家の澄川喜一氏によると、東京スカイツリーのモデルになっているのは法隆寺の五重塔とのことです。
1300年以上もの間地震にも台風にも耐えてきた五重塔は、中央にある1本の心柱(しんばしら)と、その周囲の心柱には触れていない数本の支柱とで組み上げられています。心柱と支柱が触れていないことで、地震や風による揺れを吸収しているのだそうです。
この技術が東京スカイツリーにも生かされていて、直径8mの心柱と3本の支柱が構造の中心となっています。
また、五重塔の五重目から突き出た部分は装飾を兼ねた相輪が重しとなって動きににくくなっていますが、東京スカイツリーもこれと同じく、アンテナの部分は油圧ダンパーや揺れを戻すバネなどを使って動かないようにすることで、耐震性を高めています。さらに、東京タワーなどが板材を使っているのに対し、強度の高いパイプ材を使用し、しかもパイプ同士をリベットではなく溶接により繋ぎ合わせることによって、より高い強度を実現したそうです。
デザイン的には、足元の一辺68mの正三角形を上部に向かって徐々に正円に変化させていく過程で、日本の伝統美である“そり”(凹状)と“むくり”(凸状)が取り入れられたことにより、角度によって形が違って見えるだけでなく、太陽の光を受けた時にタワー全体の色合いが微妙に変化するという不思議な魅力もたたえています。

展望デッキの入場券は、7月10日までは完全予約制で既に抽選予約は終了していますが、7月11日以降分は当日券の他、インターネットでも予約ができます。詳しくは、東京スカイツリーWebチケット( http://ticket.tokyo-skytree.jp/ )でご確認下さい。