アーカイブ : 2012年 2月

閏年

Download PDF


今年は閏年。2月29日は太陽暦と地球の自転速度とのズレを修正するために4年に一度設けられた閏日ですね。
紀元前8世紀のローマ暦において既に閏年は定められていましたが、当時は閏日ではなく、27日間または28日間の閏月が入れられていました。その後、紀元前46年に採用されたユリウス暦では4年に一度2月24日を閏日と定め、さらに1582年には2月29日を閏日としたグレゴリオ暦が制定されましたが、現在でも国によっては伝統的に2月24日を閏日としているところもあります。グレゴリオ暦では、西暦が100で割り切れて尚且つ400で割り切れない年は閏年とはなりません。したがって、1900年や2100年は平年ということになります。
英語では閏日のことを“leap day”(跳躍の日)と言います。これは、平年はその前年の同じ日より1つだけ曜日がずれるのですが、閏年の翌年は1つ飛び越して(=leap)2つずれるからです。
その昔、イギリスでは、この日だけは女性から男性へのプロポーズが伝統的に公認され、男性はそれを断ることができなかったそうです。
日本で現在と同じ閏年の定義が正式に法的に定められたのは明治31年(1898年)のこと。まだわずか百十数年前です。明治6年(1873年)に太陽暦が採用されるまで使用されていた天保暦は、月の満ち欠けを基準としてひと月の長さを決めていました。月の満ち欠けの周期は約29.5日のため、12ヶ月で354日となり、実際の1年より11日ほど短くなってしまうので、3年に1度閏月を作って、1年が13ヶ月となる年を設けていました。
ちなみに、漢字の『閏』は「門+王」の会意文字で、王が門の中にこもる様子を表しています。古代中国では閏日(閏月)には王が門の中に閉じこもって政務一切を執らなかった事に由来しています。
ところで、Excelには1900年2月29日という存在しないはずの日付が存在します。このため、Excelの計算で使用できる最も古い日付である1900年1月1日から2月29日までの間は、曜日がズレています。実際にはこのような古い日付を用いて計算することはあまりないでしょうが、一応ご注意下さい。