カテゴリー : 記念日

バレンタインデー

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ハート
2月の声を聴くと男性も女性もなんとなくそわそわしてしまうのがバレンタインデー。
3世紀のローマ帝国皇帝クラウディウス2世が兵士達の戦意に支障をきたすとして結婚を禁止しており、それを憂いたバレンタイン司祭は秘密で恋人たちを結婚させていたため、皇帝の怒りをかって処刑されたのが2月14日。これがバレンタインデーの由来というのが定説ではありますが、これは宗教上の創作という説もあり、定かではありません。
しかし今や由来なんかどこへやら。チョコレート会社の陰謀だろうが何だろうが、もはや日本人の生活からこの日を外すことはできませんね。
日本で最初にバレンタインチョコレートを発売したのはモロゾフ。アメリカ人の友人を通じて2月14日に贈り物をする欧米の習慣を知ったモロゾフの創業者が、1932(昭和7)年にお洒落なバレンタインチョコレートを売り出しました。
1958(昭和33)年にはメリーチョコレートが東京のデパートで初めてのバレンタインセールを行います。けれどもこの時の売り上げは50円の板チョコレート3枚と20円のメッセージカード1枚の計170円だけだったとか。その後工夫を重ね、ハート形のチョコレートに名前とメッセージを入れられるようにしたところ、売り上げが伸びたそうです。
そのメリーチョコレートが毎年「バレンタイン今どき川柳」というのを募集していて、今年で18回目になります。下に紹介したのは優秀作10句です。その他の入選作もメリーチョコレートのサイト( http://www.mary.co.jp/senryu/senryu_2015.html )で見れますよ。

・ありのまま 報告しよう チョコの数
・もしかして ダメよダメ元 勇気チョコ
・義理チョコも 心に灯る LED
・チョコ渡し 壁ドンされる イメトレ中
・我が想い こぴっと込めた チョコきみに
・馴れ初めは 余った義理チョコ これも縁
・チョコ渡し いいトモ終了 いいカレへ
・チョコ渡す 父と夫が いる平和
・パパにチョコ リスクはゼロで ハイリターン
・還暦に 米寿の母の チョコ届く

成人式

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成人式
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、お正月が過ぎて最初のビッグイベントといえば『成人式』。
現在の成人式の形態は、敗戦の虚脱状態にあった1946年11月22日に、埼玉県北足立群蕨町(現:蕨市)で、次代を担う若者たちを励ますために開催された「青年祭」がルーツとなっています。
この青年祭に影響を受けた国が1948年の祝日法で「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日として、1月15日を『成人の日』と定めました。1月15日としたのは、歴史的にこの日に『元服の儀』が行われていたことに由来します。
2000年以降は、ハッピーマンデー制度により1月第2月曜日となったため、15日が成人の日となることはなくなりました。今年は12日になります。
ところで諸外国では、成人年齢を定めている国のうち約7割が18歳を成人としています。日本のように全国的に祝う行事を行い、晴れ着を着て出席するというような国はありません。
また、一定の年齢になったら自動的に成人と認められる国ばかりでもありません。例えば、マサイ族(ケニア)の男性は、ライオンと格闘して勝たなければ成人として認められないそうです。ハマル族(エチオピア)の男性が成人と認められる条件は、牛糞を身体に塗って、横一列に並んだ10頭の牛の背中を飛び歩く「牛飛びの儀式」をクリアすること。南太平洋のバヌアツ共和国で行われている成人の儀式は、足首に木のツルを巻き付けて高さ30mの塔から地面ギリギリまでのダイビング。この儀式はバンジージャンプの起源でもあります。毒アリが入った手袋に腕を突っ込む儀式を行う民族もあるようです。
どれもこれも命がけ。日本人に生まれて本当に良かったですね。
新成人の皆さん、おめでとうございます。

文化の日

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紅葉
11月3日は『文化の日』。もともとこの日は明治天皇の誕生日でしたので、1873(明治6)年~1911(明治44)年は「天長節(=天皇誕生日)」として、1927(昭和2)年~1947(昭和22)年は「明治節」として休日になっていました。(ちなみに、大正時代は明治天皇の忌日である7月30日が「先帝祭」として休日になっていました。)
1948(昭和23)年制定の祝日法の審議の過程において、衆参両院の文化委員会でこの日を1946年11月3日に公布された新憲法の関連での祝日にするべきか、もとの明治関連での祝日にするべきかで意見が分かれました。しかしGHQ側の意向もあって、新憲法については施行の日である5月3日を憲法記念日とすることになり、11月3日は「文化の日」とすることが決定されたということです。
当時の山本勇造参院文化委員長(=作家の山本有三)は、「11月3日は戦争放棄を盛り込んだ新憲法公布の日で忘れがたく、『自由と平和を愛し、文化をすすめる』、そういう『文化の日』ということに我々は決めた」と語り、その言葉はそのまま祝日法の条文と重なります。
この日皇居では文化勲章の授与式が行われます。今年は俳優の高倉健さんが文化勲章を受けることが決まったと、先日報道されていましたね。
文化勲章は、時の内閣総理大臣・廣田弘毅の発案によって1937(昭和12)年に制定され、当初は紀元節(2月11日)や天長節(4月29日)に授与式が行われていましたが、文化の日が定められた1948年以降は11月3日に授与されています。
また、統計的に晴れの日が多い特異日でもあるので、各地で催される文化にまつわる行事に参加したり、美術館や博物館に足を運ぶのもよいですね。

敬老の日

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敬老の日9月の第3日曜日は『敬老の日』です。「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日とされています。
2003年にハッピーマンデー制度が実施される以前は9月15日でしたね。これは、1947年に兵庫県多可郡野間谷村(現多可町八千代区)の村長が提唱した「としよりの日」が始まりだそうです。「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう」と、農閑期で気候も良い9月15日に村内の55歳以上の人たちを集めて敬老会を開きました。55歳が老人とされたことに驚きを感じますが、当時の日本人の平均寿命は男性50歳、女性54歳でしたので無理もありません。
この行事が1950年からは兵庫県全体で行われるようになり、やがて全国に広がります。しかしながら「としより」という表現が問題視されて、1964年に「老人の日」と改められ、さらに1966年から国民の祝日『敬老の日』となりました。
9月15日となった由来については、他にも「聖徳太子説」(四天王寺に悲田院を建立した日)や「養老の滝説」(元正天皇が養老の滝に御幸された日)などの説があるようですが、どちらも定かではありません。
なお、ハッピーマンデー制度の導入が決定された際、『敬老の日』を9月15日から変更するにあたって、高齢者団体からの反発がかなりありました。そこで、2001年の老人福祉法の改正により、元の敬老の日である9月15日を「老人の日」とし、以降の一週間を「老人週間」と定めたのですが、ご存知でしたか?
さて、今年の『敬老の日』は16日。日頃ご無沙汰している祖父母や両親に感謝を伝えると同時に、今後の超高齢社会について真剣に考えるきっかけにもしたいものです。

ホワイトデーとブラックデー

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3月14日のホワイトデーは、バレンタインデーにチョコレートを貰った男性が、お返しの贈り物をする日。
これは日本で生まれた風習で、欧米ではこのような習慣はありません。そもそもバレンタインデーに女性から男性へチョコレートを贈るのも日本独自のことですが、「頂きものにはお返しをする」という習慣のある日本では、バレンタインデーが定着してくると自然にお返しの風潮が生まれ、それに乗じたお菓子業界が新たな記念日にしようと提案したものです。
ホワイトデーの“元祖”としては、
①1973年:エイワと不二家が協力し、“ホワイトには「幸福を呼ぶ」「縁起が良い」という意味がある”と、バレンタインデーの1ヶ月後をホワイトデーと設定(讀賣新聞より)
②1977年:福岡の石村萬盛堂が「マシュマロデー」としてバレンタインのお返しにマシュマロを贈ることを提唱
③1978年:全国飴菓子工業協同組合が「ホワイトデーはキャンディーを贈る日」として決議採択
…と諸説あるものの、いずれにせよ今やその市場規模は1400億円とも言われ、日本のみならず韓国、台湾、中国の一部にも広がっています。

さて、バブルの頃には「3倍返しが常識」と言われたホワイトデーですが、2007年のオリコンモニターリサーチによると、『女性が期待するホワイトデーお返しランキング』は、
【本命】
1位:お返しは要らない(23.0%)
2位:アクセサリー(21.0%)
3位:食事(12.2%)
4位:クッキー(11.6%)
5位:その他のお菓子(6.4%)
【義理】
1位:お返しは要らない(35.2%)
2位:クッキー(33.8%)
3位:その他のお菓子(9.0%)
4位:キャンディー(6.4%)
5位:マシュマロ(4.0%)
…という、男性にとってはホッとするような結果が出ています。バレンタインデーのチョコレートは、女性にとっても贈ること自体を楽しんだり、日頃の感謝の表現手段だったりするのでしょう。

ところで、韓国にはさらにひと月後の4月14日にブラックデーというのがあるのをご存知ですか? バレンタインデーやホワイトデーに縁が無かった、恋人のいない者同士が、黒い服を着て、黒いソースのかかったチャジャンミョン(炸醤麺)を食べてお互いを励ましあうというユーモアとペーソスの漂う日だそうです。逆にこの日をきっかけに付き合い始めるカップルもいるようで、そのうち日本でも広まるかもしれませんね。