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2014年12月1日ブログ

知っているようで知らない「年賀状」のマナー

年賀状の準備をする時期になりました。毎年のことだけに、特にしきたりを調べるわけでもないので、知らないうちにマナー違反をしているかもしれませんね。
今回は年賀状のマナーについて再確認してみましょう。
年賀状は、?賀詞、?添え書き、?日付 の3つの要素から構成されます。
?の「賀詞」とは新年を祝う言葉ですが、“寿”“迎春”などの1文字や2文字の賀詞は相手に対する敬意の意味を含んでいないので、目上の方に対してはNGです。目上の方や取引先には“謹賀新年”や“恭賀新春”などの4文字のものを使いましょう。“明けましておめでとうございます”や“謹んで新年のお慶びを申し上げます”などは、相手を選ばず使うことができます。
ここでありがちな間違いは“新年明けましておめでとうございます”というフレーズ。“明けまして”は「旧い年が明けて(新年になって)」という意味なので、“新年明けまして”とすると意味が重複してしまいます。これも間違いではないという説もあるようですが、“新年おめでとうございます”か“明けましておめでとうございます”とするのが無難です。
また、“A Happy New Year”は「よいお年を」という年越し前の挨拶ですから、年が明けて届く年賀状には“Happy New Year”と書くのが正解です。 
?の「添え書き」は、さらに「お世話になったことへのお礼」、「相手の健康や繁栄を祈る言葉」、「新年のお付き合いをお願いする言葉」から成り立っています。添え書きには「、」「。」などの句読点はつけません。これは筆文字の名残という説もありますが、年初めのご挨拶で「区切りをつけない」という意味もあるそうです。「去る」「失う」などの忌み言葉は、お祝いにふさわしくないので、年賀状では使いません。特に“去年”はうっかり書いてしまいがちですが、“昨年”“旧年”を使うように気をつけましょう。
?の日付は、“平成27年元旦”“2015年1月1日”など。“元旦”は「1月1日の朝」という意味ですから、“平成27年1月元旦”という書き方は間違いです。そして、印刷する場合も手書きでひと言書き添えるのをお忘れなく。
ちなみに、今回の年賀はがき(インクジェット紙)の切手部分は編み針を持った羊がマフラーを巻いている絵ですが、これは12年前の年賀はがきのデザインでは編みかけだったマフラーが完成したという設定だそうですよ。

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