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2016年01月1日ブログ

初夢

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
一年の始まりに見る『初夢』。その昔、夢は「寝目(いめ)」と呼ばれ、誰もが見るものではなく、特別な人が神仏によって与えられるもの考えられていました。しかし、鎌倉時代以降は誰でもが見られるものとなり、“何らかのサイン”としてとらえられるようになっていきます。ですから、「初夢は新しい年を占う」と言われるのです。
では、いつ見た夢を初夢と呼ぶのでしょうか? 
初夢について書かれた一番古い文献は、鎌倉時代の「山家集」と言われています。この当時は立春が新年の始まりと考えられていたため、初夢は「節分から立春の夜に見る夢」とされていました。
江戸時代になると、?大みそかの夜に見る夢、?元日の夜に見る夢、?1月2日の夜に見る夢、と説が分かれてきます。
江戸時代前半の最も一般的な解釈は「大みそかの夜」説だったようですが、大みそかの夜は徹夜することも多かったためか、江戸時代中期以降は「2日の夜」説がポピュラーになってきたようです。「2日の夜」説の理由として、この日の午後に「お宝、お宝」と売りに来る宝船の絵を枕の下に敷いて寝ると縁起の良い夢が見られるという習慣が広まったためとも言われています。現在では、「元日の夜」説が有力でしょうか。
縁起の良い初夢といえば、「一富士 二鷹 三茄子」が有名ですね。
この由来についても、徳川家康のお膝元の駿河の名物を並べたという説や、富士=「無事、不死」、鷹=「高、貴」、茄子=「成す」に通ずるという説など、いくつかあります。
また、これには続きがあり、「四扇 五煙草 六座頭」と言います。扇は末広がり、煙草は煙が上にあがるので運気上昇、座頭とは剃髪した琵琶法師のことで“毛がない=怪我ない”を意味します。他にも、「朝」「血」「火事」「トイレ」「太る」「泣く」などの夢は縁起が良いそうです。
良い夢を見た後は、あまり人に話さない方が良いと言われます。逆に悪い夢を見てしまったら、その内容を午前中に人に話すと良いそうな…。
さて、皆様の初夢は? どうか、今年が素晴らしい年になりますように!

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